放送大学の新型コロナ感染症対応が迅速だった

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放送大学は通信制大学なので新型コロナ感染症による影響は少なかったのですが、2020年第1学期は新型コロナ感染症の対応のため、面接授業(スクーリング)や単位認定試験には影響がありました。
新型コロナ感染症がどうなるか見通しがつかない中で、放送大学の対応は迅速でした。

面接授業は閉講 単位認定試験は自宅で受験

新型コロナ感染症拡大で影響のあった面接授業と単位認定試験の対応の流れはこちらでした。

3月27日 4月18日から5月2日まで開講予定の面接授業は閉講
4月22日 第1学期開講の面接授業は全国一律閉講
5月8日 2020年度第 1 学期単位認定試験は、試験会場での受験から自宅での受験に変更
6月3日 閉講した2020年第1学期開講面接授業の代替措置についての詳細発表

面接授業の閉講と代替措置について

2020年第1学期の面接授業は1科目を予定していました。日程は4月下旬から5月上旬にかけての3日間です。
興味を持っていた内容なので、放送大学の面接授業にその科目を見つけたときにはとても嬉しく、受講抽選に当選したのを確認できたときには(多分抽選があったと思います)、思わず”やった!”とガッツポーズを取ったほど嬉しかったです。

5月2日までの面接授業が閉講

楽しみにしていた面接授業ですが、授業の日が待ち遠しい反面、新型コロナウイルスの感染拡大で受講して大丈夫なのか心配でした。

受講するのを止めようかどうしようか葛藤があったので、面接授業が閉講になったのを知ったときは、残念な気持ちと同時にホッとした気持ちもありました。

この時点での閉講になった面接授業についての対応は、

・4月18日から5月2日までの面接授業が閉講
・閉講した面接授業の授業料は返還
・2020年第1学期で卒業を予定していたが、面接授業が閉講したことで卒業要件を満たさなくなる学生への対応をする。

でした。
 
放送大学では、卒業するためには面接授業を20単位取得することが必要になります。
面接授業は抽選になる事が多く、面接授業の単位を取得するために他都道府県まで足を延ばして受講する方もいるので、面接授業が閉講になることは、卒業できるかどうかに影響を及ぼします。
2020年第1学期で卒業を予定していた学生にとって、放送大学の閉講した面接授業の対応に安堵した学生も多かったのではと思います。

第1学期開講の面接授業は全国一律閉講

このアナウンスがあったのは、緊急事態宣言中の4月22日でした。

この時点での閉講になった面接授業についての対応は、

・面接授業が閉講になった事で2020年第1学期での卒業ができなくなる場合は、期日までに所属の学習センターに申し出れば、面接授業の必要単位を修得できるようなウェブ活用授業等による救済措置を実施する。

さらに、

・面接授業で指定された教科書を既に購入済みで、教科書購入代金の返金を希望する場合は、購入時の領収書やレシートがあれば教科書と引き換えで買い取りを行う。


放送大学の面接授業ではテキストは当日講師から配布されることが多く、事前に自分で教科書を用意する科目は少ないのですが、教科書購入代金まで返金してもらえるとは思っていませんでした。
とはいえ、領収書やレシートは、本をパラパラめくって破損等が無い事が確認できたらすぐに捨ててしまいます。
財布の中に入っている期間は、せいぜい1週間くらいかな。
実際に教科書の購入代金を返金する人(できる人)は少ないでしょうが、放送大学が学生のことを考えているなと感じました。

Web会議システム等を利用した授業で開講

面接授業がすべて閉講になった代替え措置として、Web会議システムなどを利用した授業で開講することになりました。

対象者は、2020年第1学期で卒業を予定していた学生だけでなく、開講予定だった面接授業を科目登録していた学生も対象になりました。
登録できる授業数は、閉講のために受講することができなくなった科目数以内です。
申し込みは先着順です。

授業形態としては科目により、

・Zoom利用型授業
・オンデマンド型授業
・Zoomとオンデマンド型の複合授業


の3種類がありました。

面接授業の代替え措置の授業は開講予定だった面接授業に比べて授業数が少なく、先着順ということもあり、申し込み当日の午後にサイトを見るとすでに定員に達していた科目もありました。
面接授業を1科目登録していたので代替え措置の授業も1科目申し込むことができたのですが、見送ることにしました。

単位認定試験が自宅での受験に変更

試験会場で受験する単位認定試験が、特別措置ということで自宅での受験になりました。

答案用紙と返送用の封筒が自宅に送付され、試験期間に自宅で実施し、答案提出期限までに郵送する方法です。

試験問題は試験期間中に専用ウェブサイトから入手しますが、専用のウェブサイトから試験問題を入手できない方向けに、コンビニエンスストアの「ネットワークプリント」や「ネットプリント」から試験問題をプリントアウトから入手できるようになっていました。

試験の緊張感が無かった自宅での受験

放送大学からは今回は特別措置なので、印刷教材やノートを参照しても良いとアナウンスがありました。

問題の出題方法も回答方法も試験会場で受験するのと同じなので、自宅受験用に作成したものではないという印象を持ちました。

試験会場で受験をするのとは違い50分という試験時間もありませんでしたので、試験の緊張感が無いのは少し物足りなかったです。

答案の提出は簡易書留で送付

郵送による答案用紙の提出で心配だったことは、答案用紙が放送大学に届かないことでした。

郵送途中や放送大学に届いてからの紛失は起こらないだろうとは思っていましたが、万が一の事を考えて簡易書留で送りました。

2020年第2学期の新型コロナ感染症対応

2020年第2学期の科目登録は放送授業も面接授業も例年通りに行われましたが、第2学期が始まる前に、2020年第2学期の新型コロナ感染症対応が発表されました。

8月中旬 第2学期の単位認定試験が、試験会場から自宅での受験に変更
9月中旬 第2学期面接授業の閉講科目とZoom(LIVE)によるWeb授業へ変更科目が発表

8月中旬 第2学期の単位認定試験が、試験会場から自宅での受験に変更
9月中旬 第2学期面接授業の閉講科目とZoom(LIVE)によるWeb授業へ変更科目が発表

楽しみにしていた面接授業が閉講になったことは残念ですが、単位認定試験の自宅受験やWeb会議システム等を利用した授業の開講など、放送大学側の対応には感謝です。

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