『知覚・認知心理学(’19)』は、人の五感といわれる視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚がどのように脳で処理されているのか、記憶の仕組みはどうなっているのか、物事はどのような判断しているのか、などを学ぶ科目です。
感覚の仕組みを学ぶ
視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の五感は、私たち人間が安全に生きていく情報を外からキャッチし、それを脳で判断しています。
『知覚・認知心理学(’19)』では、それぞれの感覚器の構造を学び、脳の中でどのように情報を伝達し認識しているのかを学びます。
眼に映った物は、情報としてどのように脳に到着し、脳の中ではどのような過程を経て「これは○○」と認識しているのか、などを学びます。
普段意識することなくおこなっている事が、凄いことであるのを思い知らされます。
記憶の仕組みを学ぶ
生まれてから死ぬまで切っては切れないのが、記憶ではないでしょうか。
学生時代は”もっと記憶力が良ければこんなにも試験に苦しめられないのに”と思い、年を重ねるにつれて”記憶力が衰えてきた”と力を落とします。
『知覚・認知心理学(’19)』では、記憶にはどのような種類があり、脳の中でどのように記憶されていくのかを学びます。
学生時代に記憶の仕組みを知っていたら、少しは効率的に記憶できたのではと思いました。
人がどのように問題を解決しているのかを学ぶ
私たちは意識をしていなくても、毎日問題を解決しながら生活を送っています。
例えば”今日のお昼はラーメンを食べたいな”と思ったら、”あそこのラーメン屋に行こう”と決心するのも問題解決の一つです。
『知覚・認知心理学(’19)』では、問題を解決するために脳の中ではどのような働きをしているのか、ということについて学びます。
判断と意思決定の仕組みを学ぶ
出かけるときに傘を持っていくかどうかなどの日常的にある判断から、その家を購入しようかどうかなどという人生設計に影響を与える大きな判断など、人は絶えず判断をしながら生活しています。
では、人は何を基準にして判断をしているのでしょうか。
『知覚・認知心理学(’19)』では、どのように判断し意思決定をするのか、というメカニズムを学びます。
自分の過去を振り返って、なぜそのように判断をしたのかということを考えながら学んでいくと面白いです。
推論で一から十を知る仕組みを学ぶ
私たちはすべての事を知っているわけではありません。
少ない情報から推測していることも多々あります。
『知覚・認知心理学(’19)』では、一から十を知るためにどのように論理的に考えているのかという、人の推論の特性を学びます。
なぜ信じたのかを探る
人は知らず知らずのうちに、疑問も持たずに信じていることがあります。
なぜそう思っているのかなぜ信じているのかと問われると、明確に説明できないことが多々あります。
『知覚・認知心理学(’19)』では、明確に説明できないことを信じるのか、また正しく判断するにはどうすればよいのか、ということについて学びます。
心の状態の発達を学ぶ
人が成長するにつれて、他者の気持ちを汲み取り共感するようになります。
『知覚・認知心理学(’19)』では、脳の中ではどのように変化し、目で見て確認することのできない他者の心をどのように推測できるようになるのか、ということを学びます。
感情のメカニズムを学ぶ
「悲しい」「楽しい」という感情はどこからくるのか、同じ状況にいてもすべての人が同じ感情になるとは限らない、『知覚・認知心理学(’19)』では認知と感情について学びます。
放送授業はテレビ
放送授業はテレビで、印刷教材(テキスト)を読むだけでは理解し難いことを分かりやすく説明してくれていました。
印刷教材(テキスト)では書いていない内容もあり、その部分が通信指導で出題されていました。
単位認定試験について
『知覚・認知心理学(’19)』の単位認定試験は新型コロナウィルス感染症対策のため、自宅での試験になりました。
印刷教材(テキスト)を理解していれば解答できる内容でした。
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