『発達心理学概論(’17)』は、放送大学「心理と教育コース」の導入科目で、生まれてから死ぬまでの心の変化を扱った科目です。
導入科目なので入学してすぐに履修すればよかったのですが、単位認定試験の日程に合わなくて、2019年度第2学期に履修することになってしまいました。
一般的な大学なら、1年次に必ず単位を取っておかなければならない必須科目がありますが、放送大学では学籍のある期間に必要な単位数を取れば良いので助かります。
過去と未来の心の発達をのぞいたよ
『発達心理学概論(’17)』では、発達過程を乳児期・幼児期・児童期・青年期・成人初期・成人期・老年期の7段階に分けて学びます。
乳幼児のころの記憶はまったくないので、乳幼児期の心の発達を学んで、
”赤ちゃんのころは、こんなことを考えていたんだ”
と過去の自分に出会ったような気持ちになりました。
老年期の心の発達では、
”両親は、今こんな気持ちを抱いているのかな”
”自分のいずれはこの過程をたどるのだな”
と、未来の自分の心をのぞいたような気持ちになりました。
忘れる事も発達なのかな
児童期や青年期の発達では、
”そういえばあの当時、こんなことで悩んだな”
というエピソードがいくつも思い出されてきました。
今から考えると悩むほどのことではない他愛のないことですが、当時は自分の人生に関わるような大問題でした。
今ではそんなことがあったことさえ、すっかり忘れていました。
忘れる事も発達のひとつなのかな、と思いました。
複数の先生による放送授業がいいね
『発達心理学概論(’17)』の主任講師はおひとりですが、そのほかに3人の先生方が印刷教材(テキスト)も放送授業も担当しています。
おひとりの先生が一貫して講義をしてくださるのもよいですが、複数の先生が担当してくださるのも新鮮な気持ちで放送授業を聞けるのでよいです。
発達心理学の理論を覚えるのに苦労した単位認定試験
発達心理学には複数の理論があり、第2章の「発達心理学の諸理論」で学びます。
単位認定試験の勉強で、この理論を覚えるのに苦労しました。
ひとつひとつの理論については理解ができます。
でも、発達理論の研究者の名前と内容がごちゃごちゃして覚えにくいのです。
どうも、こういうものを覚えるのが不得意なようです。
すんなりと覚えられる人がうらやましい。
今でもまだまだ心の発達過程
「発達」という言葉からイメージするのは、生まれてから成人するまでの体と能力の発達ですが、心の発達は高齢になっても発達し続けるということです。
”今でもまだまだ心の発達過程にいるのだ”
”いろいろな事に挑戦していくぞ!”