「心理と教育へのいざない(’18)」は、「心理と教育コース」の履修科目案内図で導入科目の最初に位置づけられています。
「心理と教育コース」には「教育系」「心理系」「臨床心理系」の3つの科目区分があり、「心理と教育へのいざない(’18)」は3つの科目区分に共通の科目になっています。
第1章から第5章までは「教育系」の内容、第6章から第8章までが心理学、第9章から第14章までが臨床心理学、第15章が全体のまとめになっています。
心理学を学ぶなら「心理と教育へのいざない(’18)」から始めよう
「心理と教育へのいざない(’18)」は、心理学を初めて学ぶ人に、
”この心理学ではこういう内容を扱っています。”
ということを、わかりやすく具体的に説明している科目です。
心理学を学びたくて放送大学に入学したのですが、心理学とは何かと聞かれても、
”心理学とは人の心を見るもの”
と漠然にしか理解していないので、まずは「心理と教育へのいざない(’18)」から始めなさい、ということですね。
身近なところから心理学をアプローチ
「心理と教育へのいざない」は、教育心理学から臨床心理学まで心理学のガイダンス的な内容なので、心理学や臨床心理学も入門編といった内容になっていますが、興味深い内容もいろいろありました。
記憶のしくみも心理学
第6章の「記憶のしくみ:教育心理学」で取り上げられている記憶のしくみは面白かったです。
記憶は脳の領域だと思っていたので、心理学の領域なのですね。
数か月後には久しぶりの試験、単位認定試験が待ち構えているので、ここはしっかり理解しておきたいです。
たくさんの情報を効率よく覚える方法のひとつは、何度も繰り返すことだということだそうです。
やはり努力しないといけないのですね。
もうひとつ単位認定試験前に取り入れてみようと思ったのが、寝る1時間前に覚えたことは記憶に残りやすい、ということです。
これは利用できます。
考えにも『くせ』がある
これぞ心理学だと思ったのが第6章の「対人認知:社会心理学」です。
”あの人ってこういう人なのよね”とか”あの人の性格は〇〇だわ”とか、外から見えない部分で相手を判断することはよくあります。
相手の見えない部分を想像で判断してしまう人の考えの『くせ』について書かれてあります。
「認知」や「スキーマ」「バイアス」など聞きなれない言葉がでてきますが、”なるほど”と思うことの多い章でした。
なぜそう見えるの?
楽しく学べたのが、第9章の「「見える」から「見る」へ:心理学と臨床心理学」のゲシュタルトの原理です。
”だってそう見えるでしょ!”
不思議の連続で、自分が見えているものが唯一正しいものではないということを痛感させられました。
油断は禁物!単位認定試験
初めての単位認定試験が「心理と教育へのいざない(’18)」でした。
”過去問題もやったし、傾向もしっかり把握したから楽勝だわ!”
と考えていたのが甘かったです。
決して難しい問題ではないのです。
印刷教材(テキスト)を端から端までしっかり読んで理解していれば、問題なく解ける内容でした。
でも、
”ここ出すの??”
と思うような場所からも設問されました。
全日制の大学であれば、授業中に先生が
”ここは必ず覚えておくこと!”
”ここは試験にでるかもよ!”
と、覚えておかなければいけないポイントを教えてくれることがあります。
でも、放送大学にはそれがないのです。
印刷教材(テキスト)の各章の冒頭に書いてある、「章の目標&ポイント」と「キーワード」を中心に覚えてもそれだけではダメでした。
端から端まで印刷教材(テキスト)の内容を頭に叩き込んでいないと、どこから問題がでるかわかりません。
”無事に単位が取れるかな・・・”
”これから先が思いやられるな・・・”
その後
単位認定試験の結果は、無事に単位を取れました。
めでたしめでたし