『教育心理学概論(’14)』は、放送大学「心理と教育コース」の導入科目で、教育系・心理系・臨床心理系に共通の科目になっています。
正直言って、『教育心理学概論(’14)』を履修するかどうか、最後の最後まで迷いました。
3つの科目区分に共通になっている科目ですが、シラバスを見ると教育系寄りの科目に思えたからです。
”共通科目になっているのだから履修してみよう”
と考えて履修したのですが、
”やっぱり教育系だ”
”履修しなくてもよかったな”
というのが正直な感想でした。
「学ぶ」を学ぶ
「教育心理学概論」は、学ぶということを人の心の働きから捉えた科目です。
多くの事を学んでいく幼児や児童の学びが中心になっていますが、大人の学びも取り上げられています。
教えることに携わっている方だけでなく、これから新たな学びをしたいときに役にたつと思いました。
お二人の主任講師による対談式で進行する放送授業
『教育心理学概論(’14)』の放送授業は、お二人の主任講師(たぶんご夫婦)が対談形式で進められています。
女性の先生が主導権を持って授業を進めていき、男性の先生が答えていく授業のように思えました。
女性の先生の声が明瞭で、まるでプロのアナウンサーのようで心地よかったです。
子どもの概念は面白い
子どものころに物事をどのように見ていたかなど、もうすっかり忘れています。
第5章の「経験から作る素朴理論」では、子どもは大人では想像もつかないような物事の見方をしているのだということを知って、面白かったです。
”子どものときには物事をどのように見ていたのかな。”
”もしかしたら、とんでもないことを考えていたのかな”
そんなことを思いながら放送授業を聞いていました。
設問が長い単位認定試験
教育心理学概論(’14)は択一式で、他の教科と変わっていることのない試験です。
でも、他の択一式の科目よりも大変でした。
難しいわけではなかったのです。大変だったのです。
その理由は、設問も、選択する答えも文章が長いのです。
4~5行はあったと思います。
設問の意味をしっかり理解して、正しい答えをしっかり読みとかないと、間違える可能性があるのです。
まるで国語力を試される試験のようで、試験会場を出たらどっと疲れが出ました。
『教育心理学概論(’14)』最後の期の科目履修生
『教育心理学概論(’14)』は2019年度第2学期末で廃止されました。
放送大学では1つの科目は開講から4年~6年くらいで廃止されますので、2014年開講の『教育心理学概論(’14)』は廃止の時期がきたのでしょう。
2019年度第2学期に履修したので、『教育心理学概論(’14)』最後の履修生になりました。
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