産業・組織心理学(’20)~2020年度第1学期に履修

放送授業
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『産業・組織心理学(’20)』は、企業などの組織における心理学やマーケティングなどの消費者行動を心理学側から捉えるなど、心理学が実践的な学問であることが感じられる科目です。

身近に感じられる科目

『産業・組織心理学(’20)』は、企業という組織内における心理学と、消費者に商品を購入してもらうための心理学の2つについて進められています。

組織内における心理学は、採用やキャリアの育成、ワークモチベーションや人事評価、職場におけるストレスやメンタルヘルス対策など、働いていれば誰もが一度は経験している内容について学びます。

消費者行動は、マーケティングや消費者が購買に至るまでの心理などを学びます。

経験してきた内容が多いので、新たに学ぶというよりも、今まで経験したことはどういう事だったのかと改めて確認するような科目でした。

違和感を持った授業内容

『産業・組織心理学(’20)』では、企業における採用やキャリア展開、ワークモチベーションや人事評価などについて学びますが、企業で長年勤務した経験から見ると、現実を分かっていない理想論を述べていると感じる部分がとても多かったです。

放送大学の学生は社会経験がある方が多いと思うので、授業の中で語られている内容は理想であると理解した上で授業を進めることができますが、社会経験の乏しい方が企業組織は学んだ通りなのだと思っていたら、現実とのギャップに悩んでしまうのではと懸念を抱きました。

もう少し実情に合った内容であってほしかったです。

自分の購買行動を見直すきっかけになる科目

『産業・組織心理学(’20)』の中で興味をもったのは、消費者行動やマーケティング、購買意欲の意思決定などです。

物を選んで購入したときの事を振り返ると、自分の意志で選んだと思っていた事が、意識しないところで操られて選んでいたのではと思いました。

恐るべし心理学を利用したマーケティングの力!

理解しやすいラジオによる放送授業

放送授業はラジオですが、ラジオでも十分に理解できました。

章のいくつかは、担当講師とアシスタントの方と2人で授業が進められます。

企業という組織の中で働いているアシスタントの方の意見には賛同することが多かったです。

単位認定試験について

新設された初年度の第1学期に単位認定試験を受けました。

新型コロナウィルス対策のために自宅での試験になりましたが、経験してきた事が多かったためか、難しさは感じませんでした。

『産業・組織心理学(’20)』を受講した感想

『産業・組織心理学(’20)』は、公認心理士取得のために新設された科目です。

企業における公認心理士の活躍の場を想定して設けられた科目だとは思いますが、内容にもう少し工夫が欲しいと感じました。


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