『生理心理学(’18)』は、心を脳との関係から科学的見る科目です。
脳の構造や機能に関する内容の多い科目なので、理解するのが難しい部分もありました。
脳の働きについての基礎が学べる
『生理心理学(’18)』は脳の構造や神経細胞のはたらきから始まり、視覚や聴覚・臭覚などの知覚が脳でどのようの情報処理されているのか、記憶は脳のどの部位が司っているのかなど、脳の働きについて基礎的な事が幅広く学べる内容になっています。
心理学に関係が深い分野としては、喜怒哀楽などの情動と脳の働き、うつ病・統合失調症と神経伝達物質との関係などを学びます。
基礎が理解できていないと先に進めない
『生理心理学(’18)』は生物系の予備知識を必要としなくても勉強を始められるように基礎からていねいに説明する内容になっているとのことですが、その基礎を理解するのに何度も印刷教材(テキスト)を読み返しながら進めていきました。
理解したつもりでいても、勉強を進めていく中で「あれ?どうだったかな?」と思い前の章に戻って確認することもあり、基礎が理解できていないと先に進められない科目でした。
難しい内容も多い科目ですが、好きな分野なので学んでいくのが楽しかったです。
放送授業がテレビで良かった
『生理心理学(’18)』はテレビによる放送授業です。
印刷教材(テキスト)を読むだけでは理解するのが難しい内容もあり、担当講師が図などを使用して解説してくださるので理解できました。
放送大学の授業では、印刷教材(テキスト)だけでも理解できる科目もありますが、『生理心理学(’18)』は放送授業があってよかった、テレビでの授業があってよかったと思えた科目でした。
単位認定試験は記入と記述の2本立て
『生理心理学(’18)』の単位認定試験は設問に対して解答を記入する問題と、設問に対して記述する問題の2本立てになっていました。
印刷教材(テキスト)などの持ち込みが許可されていましたが、理解していないと印刷教材のどこにヒントとなる内容が書いているのかもわかりませんので、たとえ持ち込み可の試験であっても侮れません。
特に記述式の設問は文字数が決まっていますので、文字数を超える事も少なすぎる事も評価に関係すると思いますので、決められた時間内で解答する練習をしておくことをお勧めします。
試験を考えなければもっと楽しめた科目
『生理心理学(’18)』は生物にとって司令塔といわれている脳についての内容中心でしたので、難しい内容も多い中でも好奇心をくすぐられながら学びを進められました。
ただ、すんなりと理解できる事ばかりではなく、どうしても単位認定試験の事が気になりながらの学習になっていました。
『生理心理学(’18)』の内容は興味深い事ばかりでしたので、単位認定試験の事を考えなくてすむならもっと楽しめただろうなと思います。