『発達科学の先人たち(’16)』は、放送大学「心理と教育コース」の導入科目で、教育学と心理学に影響を与えた先人達と代表する著書を紹介する授業です。
導入科目になっていたので、履修しなくてはいけないのだなと思って何も考えずに履修しました。
知らなかった分野の著書に出会った
『発達科学の先人たち(’16)』でとりあげられている先人たちは13人ですが、その中で名前を聞いたことがあるのが4人、知っている著書は1冊、読んだことのあるの著書は0冊です。
情けないです。
今まで読もうと思う事なく過ごしてきましたし、『発達科学の先人たち(’16)』の科目を履修しなかったら、知ることもなかったです。
そういう意味でいうと、『発達科学の先人たち(’16)』は未経験の著書に出会った科目です。
先生とアナウンサーとのやり取りのある放送授業
放送授業では、担当講師の先生と著書の内容を朗読するアナウンサーを交えて授業は進みます。
ラジオでの放送授業では、アナウンサーの方が講師の先生に質問を投げかけたり意見を述べたりするので、ラジオ番組を聴いている感じで飽きずに放送を聴くことができました。
授業なのですが、アナウンサーの意見に
”私もそう思うわ!”
思わず相槌を打つこともありました。
著書を朗読するのがプロのアナウンサーということもあって、とてもわかりやすいです。
心待ちにしていたシュタイナーとモンテッソーリ
楽しみにしていたのが、第7章の「シュタイナー:『子どもの教育』/『教育術』」と第8章の「モンテッソーリ:『子どもの発見』」でした。
シュタイナーとモンテッソーリの名前は幼児教育で知っていて興味があり、以前からどのような内容なのか知りたいと思っていましたので、『発達科学の先人たち(’16)』で取り上げられていたのが嬉しかったです。
学んだ感想は、
”シュタイナーの思想が難解だ”
ということでした。
テキスト持ち込みでも安心できない単位認定試験
「発達科学の先人たち(’16)」の単位認定試験の解答は択一式で、印刷教材(テキスト)やノートの持ち込みができます。
持ち込みができる範囲には、通信指導の問題や添削結果、過去の単位認定試験の問題も含まれています。
著書の内容まで事細かに覚えないといけないのかなと考えていたので、印刷教材(テキスト)やノートの持ち込みは嬉しかったです。
でも、持ち込みができるからといって安心できないのが単位認定試験です。
印刷教材は200ページ以上あります。
設問を読んで、
”これはここに書いてあった”
と、すぐに分かるくらいは読み込んでおかないと、印刷教材(テキスト)やノートが持ち込み可であっても時間が足りなくなります。
楽して単位は取れないようになっているのですね。
土居健朗の『続「甘え」の構造』を読んだけれど、難しかった。