社会心理学(’14)~2018年度第2学期に履修

放送大学 社会心理学 放送授業
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『社会心理学(’14)』は楽しみにしていた科目のひとつです。

著名な社会心理学の書物を1章に1冊紹介し、書物を通して社会心理学を学んでいく科目です。

『社会心理学(’14)』は2019年度第2学期で廃止になりました。

身近な”あるある”を解説してくれる

行列ができていると、並びたくなる。

価格が安いと思うと、必要もないのに買いたくなる。

ひとりだけ違う意見だと不安になって、本当は違うと思っていても同調してしまう。

日常生活でも良くある”あるある”場面です。

自分が起こした行動なのに、冷静に考えるとなぜそんなことをしたのかわからない、ということも珍しくありません。

当事者は真剣のようだけど、周りから見るとなぜそんなことをしているのかが理解できない、ということもあります。

『社会心理学(’14)』では、日常生活でもよく見られる身近な事柄をテーマにした書物を紹介してくれていますので、

”なるほど、そうだったのか!”
”当てはなるな”
”そのような場面に遭遇したら、どのような行動を起こすのかな”

など、自分の行動を外から見ているような感じで興味深く学べました。


考えさせられることの多い科目

『社会心理学(’14)』は、今の社会状況や自分に当てはめてみると、考えさせられることの多い科目でした。

「服従の心理」

冷酷な考えを持っていない普通の感覚を持ち合わせた人でも、権威者から命令されると自分の意志に反して冷酷にもなれる。

恐ろしいことですが、自分は絶対そんなふうにはならないという確信を持てないことが悲しいです。

「冷淡な傍観者」

”ひとりでは責任を負いたくない。”
”自分がやらなくても、誰かがきっと助けるだろう。”
”騒いでいる人がいないから、たいしたことないのだな”

自分だったらどう行動するか、どう判断するのか、正直なところその場になってみないとわかりません。

いじめやパワハラ、虐待の報道を見聞きすると、この意識が社会的な現象になっているように感じてなりません。

「予言がはずれるとき」

自分が行ったことを自分では否定したくない。
自分の判断を間違っていたと認めたくない。

はい、よくあります。

そういう時は、

”かえって良かったのだよね。”

など、他人からみたらまるで負け惜しみのように思えることをいったりしたりすることがあります。

このくらいだったら大きな被害にはなりませんが、もし、悪意のある他者に利用されたらと思うと怖いです。

「影響力の武器」

凄腕の営業マンや営業ウーマン、詐欺師などが心理作戦に使っていそうです。

面白いですが、怖いです。


「偏見の心理」

「偏見はよくない」とはいいますが、偏見のない社会ははたしてあるのでしょうか。

自分に「偏見の目で見ていないか」と問いかけをすると、「見ていない」と胸を張ってはいえないです。

偏見の目で見ている自分がいる、ということを認めていくことから始めます。

自分が偏見の目で見られる状況になるかもしれませんから。

「スヌープ!」

持ち物からでもその人なりのパーソナリティがわかってしまう。

自分では気が付かないのでしょう。

意識しないといつも同じような色や形を選んでしまうのも、パーソナリティの表れなのでしょうか。

「後悔を好機に変える」

どちらかというとネガティブ感情になるので、上手くいかないと後悔することが多いです。

印刷教材(テキスト)に書かれていたスーパーのレジ列の並び替えの失敗は、日常茶飯事的な出来事です。

そしていつも思うのです。

”あーあ、私ってどうしていつも間違った判断をするのかな”と・・・

後悔を好機に変えられたらどんなに良いでしょう。

「自分を知り、自分を変える」

一時期流行った(今も流行っているのかな)自己啓発の本に通じるものがあります。

自分のことは自分で思っているほど分かっていないです。

人前では自分の気持ちを隠して演じている場合もあるので、第三者からみた自分が本当の自分であるとはいえないです。

この本の中で心に響いたのは、「行動を変えてみる」ということです。

髪型を変える、いままで着た事のない服装にチャレンジする。

このような事からならできそうな気がします。

「それでも人は、楽天的な方がいい」

楽天的な考え方ができるのなら、どれだけ良いのでしょう。

なんといってもストレスが軽減できます。

”ネガティブな考えをするからダメだわ”

と思っていたのですが、人は客観的な現実よりもポジティブな偏りがあるそうです。

ネガティブだからといって落ち込まなくてもいい、ということですね。
これも「楽天的」な考えなのかしら。

「オープニングアップ」

嫌な事があったときに、

”ねえねえ聞いてよ”

と周りの人に話を聞いてもらうことで、ストレスを軽減させていることがよくあります。

小さなネガティブ感情は人に話すことで軽減できるのですが、大きくて深いネガティブ感情を人に話すのは簡単にはできません。

自分のつらかった経験を人に話すのは、押し込めてきたつらい感情を自分で掘り起こすことになるからです。

つらかった経験を人に話すのは、ものすごくエネルギーを必要とします。

どうすれば、話せるようになるのでしょうか。

「木を見る西洋人、森を見る東洋人」

文化の違いによって考え方が違うのは実感としてわかっていましたが、心理学的に説明されると「なるほどな」と思いました。

無意識なところで考え方や物の見方が違うのですから、説明しなくてもわかってくれるはずは通用しないのは当たり前です。

文化差を考慮に入れて、相手はどう考えているのか、どうすれば理解してもらえるのかを考えていくのが大切だと思いました。

「信頼の構造」

「安心」の日本、「信頼」のアメリカ。

”あなたを信頼しています”

という言葉の意味することが、日本社会とアメリカ社会では違っているのですね。

「安心」から「信頼」に考え方を変えるのには時間がかかりそうです。

まずは、身近なお付き合いから考え直してみようかしら。

「インターネットにおける行動と心理」

社会生活においてインターネットは必要不可欠なツールになっていますが、インターネットの技術進歩の速度が速すぎて、付いていけていないよう思えます。

便利さと危うさの両面を持っているインターネットの研究が、さらに進む事を期待しています。

『社会心理学(’14)』は2019年度第2学期で廃止されました

『社会心理学(’14)』は2019年度第2学期で廃止になり、2020年度第1学期からは『社会・集団・家族心理学(’20)』が新設されました。

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