『社会・集団・家族心理学(’20)』は、個人が他者の存在によりどのような影響を受けているのかを取り扱った社会心理学、集団を扱った集団心理学、一番身近な集団ともいえる家族を扱った科目です。
公認心理士に対応した科目として設置された科目なので、社会心理学に集団・家族心理学が含まれています。
社会心理学を知る
『社会・集団・家族心理学(’20)』では、「社会心理学とは何か」というところから学び始めます。
人は何らかの形で必ず他者と関わり合いを持って生きています。
他者と関わり合いを持つことで、助け合うこともあれば争いが起きる事もあります。
難しそうと身構えてしまう社会心理学ですが、私たちが日常生活で良く体験したり感じたりすることと関わり合いのあるものだということが理解できる科目です。
行動・思考を社会心理学としてとらえる
人の関わり合いを持つ中で、”あの人はどうしてそう考えるのだろうか” ”どうしてそのような行動をするのだろうか” ”なぜ自分はあの人が苦手と感じるのだろうか”などと思う事がよくあります。
私たちは他者を見た目や言動、社会的な立場から、その人がどのような人なのかという事を推測することがあります。
人はなぜそのように推測してしまうのか、無意識におこなっている事を心理学から紐解いていく科目です。
誰もが一度は経験している事なので、自分の行動や思考などと照らし合わせながら学びを進めていくことができます。
対人行動を心理学としてとらえる
だれもが自分ひとりで生きているわけではありません。
そこには自分以外の他者との関わり合いが必ず発生しています。
しかし、他者との関わり合いは必ずしも良好なものばかりとはいえません。
攻撃行動や反社会的行動はその代表ともいえます。
それとは反対に、他者を助けようとする援助行動もあります。
『社会・集団・家族心理学(’20)』では、人が他者に対しておこなう行動を心理学の立場から学びます。
集団の力学を考える
一人ひとりは自分の考えを持っていても、それが集団となると自分の考えとは異なる行動に出る事があります。
集団になると多数派に押され、自分の意志を通すことが難しくなるばかりか、周りの意見に流されることもよくあります。
『社会・集団・家族心理学(’20)』では、集団になったときに起きる社会的影響を学びます。
家族を考える
家族は一番身近で一番小さい社会集団であるといえます。
そこには、自分の意志とは関係なく生まれたときからその集団の一員になっていることがあります。
家族という集団は、自分の意志で簡単には抜けることができない特殊な集団ともいえます。
『社会・集団・家族心理学(’20)』では、家族という集団をシステムとしてとらえるのと同時に、夫婦関係や親子関係について考えていきます。
身近な出来事を扱う科目
『社会・集団・家族心理学(’20)』は生活をしている中で良く起きていることを扱っているので、身の回りに起きたことや今現在起きていることと照らし合わせながら学習を進めていくことができました。
『社会・集団・家族心理学(’20)』を受講する前に『社会心理学』を受講していたので、より理解しやすかったです。
放送授業はテレビ
放送授業はテレビで、内容は印刷教材(テキスト)に沿ったものでした。
担当講師による講義を見聞きすることで、印刷教材(テキスト)を読むだけよりも理解度が高まりました。
単位認定試験について
『社会・集団・家族心理学(’20)』の単位認定試験は新型コロナウィルス感染症対策のため、自宅での試験になりました。
印刷教材(テキスト)を理解していれば解答できる内容でした。
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