『心理臨床とイメージ(’16)』は、描画や劇、夢、詩歌などイメージを用いた心理療法を学ぶ科目です。
イメージを使った心理療法を学ぶ
『心理臨床とイメージ(’16)』で取り上げられている心理療法は、バウムテスト、風景構成法、箱庭療法、MSSM法、コラージュ、心理劇、詩歌療法です。
それぞれの心理療法における目的や方法、治療的意義、治癒的要因、事例などを学びます。
イメージを使った心理療法には年齢やクライアントの状況によって適した方法があり、そのことも踏まえて学びます。
”ことば”で表せられない心理を探る
”ことば”で自分の心の中を表すようにと促されても、”ことば”という一つの方法では心の中を表現するのが難しいほど人の心は複雑です。
『心理臨床とイメージ(’16)』では、”ことば”では言い表せない心の内側を、絵画や造形などイメージとして表すことを学びます。
子どもの心を探るイメージを使った心理療法を学ぶ
言語能力がまだ発達していない年齢の子どもは、”ことば”で自分の心を表現することは難しいです。
『心理臨床とイメージ(’16)』では、子どもが遊びの中で心の内側を映し出すとされる手法なども学びます。
昔話・お伽噺に触れる
子ども時代に読んだ昔話やお伽噺を紐解いていくと、心理臨床でクライアントが抱えている問題の理解に役立つことが多いと言われています。
『心理臨床とイメージ(’16)』では、馴染みのある昔話・お伽噺の中から「小僧と山姥」と「ヘンゼルとグレーテル」を取り上げ、臨床心理学の視点から学びます。
良く知っている昔話やお伽噺を紐解くと、違う視点で物語を捉えていくことができます。
広い視点で構成されている科目
『心理臨床とイメージ(’16)』はイメージを用いた心理療法を学ぶ科目ですが、その内容はユングや芸術家の人生をイメージから見つめてみるなど、広い視野で構成されている科目です。
入学した初年度に履修したので多少難しい部分もありましたが、一つ一つはとても興味深い内容でした。
放送授業はテレビ
放送授業はテレビで、印刷教材(テキスト)を読むだけではわかりにくい心理療法の手法をデモンストレーションなどで解説しています。
インタビューなどもある多彩な内容で、イメージを使った心理療法の理解度が深まりました。
単位認定試験について
単位認定試験の内容は、印刷教材(テキスト)と放送授業を理解していれば、それほど難易度の高い科目ではありませんでした。
単位認定試験について
入学した初年度に履修した科目なので、理解するのに難しい部分も『社会・集団・家族心理学(’20)』の単位認定試験は新型コロナウィルス感染症対策のため、自宅での試験になりました。
印刷教材(テキスト)を理解していれば解答できる内容でした。
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