『心理臨床と身体の病(’16)』は、病気の患者やその家族の心理的支援について学ぶ科目です。
身体の病と心の変化・心理職の関わりを学べる科目
取り上げられているのは、がん・HIV/エイズ・周産期医療・生殖医療・遺伝医療・糖尿病・脳血管障害・更年期障害と幅広い身体の病が取り上げられています。
生殖医療や遺伝医療など学ぶ機会の少ない医療について学べることも、『心理臨床と身体の病(’16)』の特徴です。
『心理臨床と身体の病(’16)』で取り上げられている身体の病は、患者側が自分の病と生涯に渡って付き合っていかなければならない病もあり、それを支える心理職の役目も重要性を考えさせられた科目です。
心理職であっても、病気の知識を得る重要性を感じました。
心理臨床の実践を意識した授業
『心理臨床と身体の病(’16)』では、実際にカウンセリングをおこなう時に押さえておきたい基本など、心理臨床の実践を意識した内容になっています。
もし、自分がカウンセリングを受ける立場であったら、もし自分がカウンセリングを担当する立場であったらなど、いろいろ考えさせられることの多い授業内容でした。
病を”心”から捉えた科目
『心理臨床と身体の病(’16)』は、病気を症状の側から捉えるだけでなく、その時の心の変化、心の状態から捉えた科目です。
もし自分や家族が病気になったら、このようなことを思いこのような心理になる可能性があるのだな、ということを教えてくれた科目でした。
現場での取り組みに触れられる放送授業
『心理臨床と身体の病(’16)』は担当講師による授業だけでなく、実際にそれぞれの現場で心理職として働いていらっしゃる方のインタビューもあります。
心理職の方が、どのような環境でどのように対応しているのかということを知ることができるので、心理職の関わり合いを知るのにとても良かったです。
心理職を必要とする場への普及の期待
多くの病院でチーム医療が行われていますが、そこに心理職が入っている病院や診療科はまだまだ少ないと感じています。
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