『心理学実験』は、心理学の基礎的な実験をおこない、データをまとめてレポートを作成する科目です。実験者と被験者の両方の立場で実験をおこないます。
『心理学実験』には心理学実験1,心理学実験2,心理学実験3がありますが、レベルの違いではなく実験の内容の違いなので、履修をする順番は問いません。
必須科目ではありませんが、心理学を専攻するのであれば履修することをおすすめします。
心理学の実験に参加し考察する科目
『心理学実験』は、被験者として実験に参加し、実験者としてデータをまとめ、そのデータの結果を考察することを学ぶ科目です。
心理学実験の授業の進め方
担当講師によって多少の違いがあると思いますが、授業の進め方は次のようになっていました。
・心理学実験の目的について
・心理学におけるレポートの書き方について
・実験の目的
・実験
・データまとめ
・レポートの書き方説明
・レポート提出(後日提出)
Excel、Wordのスキルが必要
『心理学実験』では、ExcelとWordのスキルを持っていることが前提となっている心理学実験が多いです。
難しいスキルは必要ではありませんが、データ入力や集計、グラフの作成ができるくらいのスキルは必要です。
PCのマウスやキーボードを利用しておこなう実験もあり、実験結果は自分で用意したUSBフラッシュメモリーに入れて持ち帰りました。
受講した心理学実験では、レポートはWordで作成するように指示されました。
授業は時間的にタイトなので、Excelの操作に戸惑い自分の担当分の集計が遅いと授業の進行の遅れにつながってしまいます。
ATさん(アシスタントティーチャー)がいる場合もありますが、すべての授業に必ずいるわけではありません。
データの集計は電卓でおこなう、レポートの提出は手書きでも良い、という担当講師もいるようですので、申し込む前に面接授業の授業概要を確認することをおすすめします。
時間に余裕のない授業
『心理学実験』は、2日間で4種類ないしは3種類の実験をおこないます。
心理学実験の目的から統計方法、それぞれの実験の目的、実験、データ集計、それぞれの実験についてのレポートの書き方説明など、2日間でおこなうには時間に余裕のない授業でした。
『心理学実験』でおこなう内容については履修した科目の中で学んでいましたので、1つ1つの実験をゆっくり考える余裕はなくても、ついていくことができました。
レポート作成の時間を考慮する
面接授業は2日間ですが、面接授業中にレポートを作成する時間は無く、レポートは自宅で作成して後日提出することになります。
『心理学実験』では、4種類、少なくても3種類の実験をおこない、レポートは1種類の実験に対して1本のレポートを作成します。
レポートの提出期限は面接授業終了後2週間か3週間(先生によります)ですが、心理学の論文の書き方に準じた方法で書くために、1本のレポートを書き上げるのに時間がかかりました。
それぞれの実験についての大まかなレポートの内容は担当講師の先生が資料として配布してくださいますが、丸写しはせずに自分の言葉で書かなければならないので大変でした。
特に心理学実験の面接授業を単位認定試験の近くに受講する場合は、レポート作成時間を考慮に入れておいた方が良いと思います。
レポート提出は郵送でもOK
『心理学実験』のレポート提出は、面接授業を受けた学習センターに直接持参するか郵送のどちらかでした。
郵送する場合は、提出締め切り日までに学習センターに届くように日数に余裕を持って郵送する必要があります。
レポートを学習センターに郵送する場合には、第4種郵便(通信教育)の取り扱いが受けられるので利用しました。
また、確実に学習センターに届いたことを確認したいので、簡易書留で送りました。
レポート作成に意義がある科目
『心理学実験』は実験そのものも大切ですが、レポートを作成することに大きな意義があった科目でした。
今まで実験結果の報告書を書いた経験がありますが、心理学の論文方式の書き方は初めてでしたので、最初はその違いに戸惑いました。
実験結果の考察は、その実験の目的や意図することを理解していないと書けないので、短い期間でレポートを作成するのは大変でした。
担当講師によって実験内容に違いがあるようなので、他の実験もおこなってみたいと思いました。
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