通信制大学のホームページには、授業料や入学してからかかる費用、卒業までに必要な費用が提示されています。

ちょっと待って!
本当に卒業までにこの費用だけでいいの?
入学してから”こんなに費用がかかるなんて思ってもみなかった”という事になる前に、卒業までの費用を確認しておきましょう。
何年で卒業する予定なのか
大学で勉強することが仕事のような学生とは違い、働きながらや子育て、家族の世話をしながら通信制大学で学ぶ場合、4年間で卒業するのは並大抵の事ではありません。
例えば年間の授業料が10万円の場合4年間では40万円ですが、卒業するのに必要な124単位に1単位でも足りなければ、もう1年在学することになりプラス10万円の50万円が授業料になります。
通信制大学では1年生から入学した場合、10年前後在籍できるところが多いです。
もし、4年の倍の8年かけて卒業した場合、授業料は80万円になります。
何年間で卒業する予定でいるのかを考えておきましょう。
スクーリングにかかる費用を合計しておこう
年間の授業料とは別にスクーリングの受講料が必要になります。
スクーリングに必要な費用はそれだけではありません。
スクーリング会場に行くための交通費が必要になります。
もし、スクーリング会場が遠くて宿泊が必要になる場合は、宿泊料も必要になります。
スクーリングの1単位を取るために、スクーリング受講料+交通費+宿泊費が必要になるわけです。
スクーリングを受けるための交通費や宿泊料も、卒業までに必要な費用として考えておきましょう。
単位認定試験の会場を確認しよう
インターネットを使って単位認定試験を受けられる通信制大学もありますが、まだまだ直接試験会場で単位認定試験を受けるのが主流です。
住んでいる近くに試験会場があればいいのですが、試験会場が遠い場合は宿泊が必要になる場合もあります。
単位認定試験は授業料に含まれており、試験費用そのものは無料のところがほとんどだと思いますが、試験会場までの交通費や宿泊料は別です。
卒業するまでに、単位認定試験の受ける回数分交通費や宿泊料が必要になります。
テキスト代を確認しよう
テキスト代は授業料に含まれている場合が多いのですが、参考資料を自分で用意してください、という場合もあります。
専門書になると本代も高いので、それが何科目にもなると結構な金額になります。
どこまで授業料に含まれているか、確認しましょう。
通信制大学は全日制に比べて授業料は安いのですが、卒業までに必要な費用を見積もると、考えていた以上に費用がかかる事に気が付きます。
通信制大学のホームページに記載されている金額だけでなく、この通信制大学に入学したら卒業までに費用がいくら必要なのか、を考えてみましょう。
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